クラウドと情報リテラシー suzuki docs: 文章の構成とアウトライン
文章の構成とアウトライン
文書の構成を考えて読む
人の書いた文章を読んで理解したい。
topdown 方式
- あらすじをつくる
- あらすじの中の構成毎に更にあらすじを理解する
bottomup 方式
- 本文を見ながら読みながら,
- 見出し,一文一文をバラバラにし,
- 文章の簡約化,順序入れ替え,箇条書き化などをおこない, まとめる
- 見出しをつける
- 前や後のまとまりとの関係を考え,構成を考えていく
トップダウンとボトムアップを適宜混ぜてまとめるのがいいと思う
あらすじを作り,細部を隠す
あらすじを読みながら,あらすじの一部だけを一段階細かく読む
辻褄があっているか,。。。を考える
文書の構成を考えて書く
自分の頭の中の考え を自分で 理解 しないと良い文章は書けない
「自分で理解すること」とは
- 自分の考えを,第三者的に見て,
- 書きたいことがまとめられること
- 書きたいこと同士のつながりの関係がはっきりしていること
文書を書く場面
- 書きたいテーマが与えられる
- 自分の言葉でテーマを書く,理解する
- テーマに対し,書きたいことのあらすじを考える
- 書きたい部分的なことを書きたい順に並べる
- 順序はまだ決まらないかもしれないし,書きたいこと全てはわかって いないことが多い
- テーマに関し,関係することを調べ羅列する
- 羅列したことを書きたいサブテーマごとにまとめる
- あらすじを見直し,書きたいことを探す,必要ないものを消すなどのこ とを繰り返す
- サブテーマごとの書きたいことのまとまりができ,落ち着いてくればサ ブテーマに関しては一応終わり
- サブテーマであらすじを書き落ち着いてくれば終わり
ボトムアップ方式 (KJ法)
- 関係ありそうなことを思いつくまま書いてみる
- ひと通り書き出したら,関係有りそうなグループにまとめる
- そのグループに呼び名をつける
- グループのグループを作り,繰り返す
あらすじがアウトライン
粗筋とその詳細 をひとまとめにしたり, 粗筋単位で入れ替えたり,入れ子構造を変えたりできる
文章の骨格がいじれる
情報処理でアウトラインプロセッサを学ぶ意味
学ぶことは,他の人が作った文書を読んで,自分の知識とすること。
それには以下の力が必要:
- 理解力
- 論理的思考力
- 想像力
- 創造力
- 表現力
- コミュニケーション力
知識を作るための基本は,
- 自分や人の考えの流れや構成を考える
- 文章を要約すること(意味の把握)
- 文章間の関係を把握すること
しかし紙の上や頭の中だけでは限界がある
- コンピュータを使って文章のつながりや,構造を表し,修正できるように しよう.
コンピュータによる補助
- 構造を目に見える形にし,
- 構造単位で修正できるようにする
自分や人の文章の中の流れや構造を捕まえるのが理解力 − 自分の文章に,人にわかりやすい流れや構造を作ること
- そこから,推論や演繹することで,新しい知識の発見へつながる